遺伝子組み換え作物について② 農薬との関係

ラウンドアップ(多国籍企業モンサント社の除草剤、日本では安価に多量で売られています)の耐性を持つ、モンサント社の遺伝子組換えトウモロコシについての研究に、2012年にフランスの生物学者(カーン大学)ジル・エリック・セラリーニ教授の発表があります。2年間このトウモロコシを餌として与え続けられていたラットのメスに腫瘍(ガン)が形成され、オスには腎臓障害などが起こったと発表されました。この研究はモンサント社を退職した生物学者により否定されて、学術誌から論文撤回をされました。

しかし、2018年カリフォルニアで起きた、ラウンドアップを長年使用していたガーデナーが、がんになった原因として訴えた裁判で、モンサント社が悪質なデータ隠蔽工作をしていたことから見て、結論は見えてきたように思えます。因みに、この裁判は原告(ガーデナーさん)が勝訴しています。

 除草剤と遺伝子組み換えトウモロコシの関係ですが、除草剤耐性遺伝子組み換えのタネ(大豆やトウモロコシなどがあります。)とラウンドアップはセットにして、全世界的にモンサント社から売られています。均一な品質で生産性の高い飼料の収穫のために開発された除草剤、と除草剤耐性遺伝子組換え作物。このことが自然界にどのような影響、人間にどのような影響があるか世界中で慎重に考える方向になっている今、日本に規制のない輸入品として入ってくることを危惧しています。飼料は動物だけに限らず、それを食とする人間にも影響がないはずはありません。撒かれた除草剤は、土に染み込み水にも入り込みます。

次回からは、もう少し、農薬と自然界の関係、健康被害との関係について書いていこうと思います。