医療連携 「頑張れ」だけで終わらせない支援
同じ建物内に児童・精神科のしんゆりメンタルヘルスクリニックがあります。
症状や特性で不安のある方も、必要に応じて心理検査の結果や特性・症状からその人に合った働き方や仕事内容を一緒に考えていきます。 誰もが一人ひとり違う症状や特性をもっています。「頑張れ」だけで終わらせない支援のために、医療や多くの社会資源との密接な連携を図り、就職に向けてのサポートを行っております。
〇医師・心理士からの助言
〇関係機関との連携やその他福祉サービス利用のためのサポート
〇所内研修 等
ピアサポート 当たり前になるための社会を目指して
同じような立場や課題に直面する人がお互いに支え合うことをピアサポートといいます。
英語では「peer support」 peerは「仲間」、supportは「支える」という意味です。
ピアサポーターは、福祉の専門職とは違い、同じ体験をもつ仲間としての立場から、当事者と福祉・医療の橋渡し役となり、実際に働くモデルとなる存在です。
現在2名の方が、POWOWでのB型・移行を利用の後、調理員・ガーデナーとしてPOWOWに就職しています。この2名のスタッフは、日々一緒に働く中で、利用の方にも自分自身にも真摯に向き合っています。
「スタッフはいつでも相談にのってくれるけれど 私たちは自分の人生は自分で決め進まなければならないし 自分の人生の責任は自分でおわなければならない。」
福祉に関わる人が最初に学ぶ”自己決定”という言葉を、当事者側からみた活きた言葉で改めて教えていただいた瞬間がありました。利用する方もピアスタッフもスタッフも立場は関係なく、一緒に働くことで互いに学び合える環境がPOWOWにはあります。
POWOWで当たり前のように一緒に働いてる環境は、社会では当たり前でないと教えてくれました。一般の人が作ったダイバーシティ インクルージョンという一方通行な考えではなく、相互で助け合い支え合うことで本当の意味での多様性を認めた社会を目指します。 私たちは当たり前になるための社会を目指し、何ができるか模索し続けています。
OBOG会 “自分の人生を 生きる”ということ
月に1度あるOB・OG会では、働きながら直面していることを共有し、それぞれの対処方法を発表したり、時にはアドバイスをしあっています。
自分も周りの人もお互い様であること、それぞれに考えがあるということ、その上で自己決定をする輪をつくりたいと考えています。
みんなで共有したことを家族や職場で共有し、その共有した人達が他の人に共有していくことで輪が広がっていくことが、ピアという考えが広がっていくことに繋がると考えています。
地域連携 あなたがいて わたしがいる
POWOWでは、地域住民の方が集える場となるための活動を積極的に行っています。
カフェでは地域の子供たちを対象にしたぱうわうパークを開催! ワークショップや絵本交換会など様々なイベント企画をメンバーの方と一緒に行っております。
また認知症サポーター養成講座を1階カフェにて実施。CaféPOWOWも「認知症にやさしいまち あさお」の実現のため、麻生区における認知症ケアの推進に取り組むお店として登録、麻生区役所三瓶区長より感謝状を直接いただきました。